naranoasuka’s blog

総ての世界に通じる道理に関して追求するブログです

【信号機は必要なのか】

 私の職場には八丈島出身の看護師がいました。私は八丈島には行ったことがありません。若い頃八丈島に憧れて友人と八丈島への旅行を計画していたのですが、友人が急に頓挫してしまいました。その時とてもがっかりした私でした。

 

 

 そんな私ですから、八丈島には興味津々だったのです。彼女は八丈島についてとても面白い話をしてくれたのです。以前八丈島には信号機というものがなかったそうです。信号機が無くても交通事故は起きたことがなく平穏な日々だったようです。

 

 

 ところがある時から、信号機が造られたそうです。信号機のない時代には事故はなかったのに、信号機が出来てから事故が多発したみたいです。彼女曰く「信号なんてない方が良かったわ!」と言っていました。

 

 

 その話を聞いた私は以前シュメールとの対話を思い出していました。シュメール:「なぜ人間は規則をたくさんつくるのかわかりますか?」「人間が勝手な行動をして社会が成り立たないからでしょう」と私。

 

 

 「本来は規則は必要なかったのですよ。それぞれ人間がお互いを尊重し合い、自己責任で行動できるのなら。人間は勘違いしている部分があります。自由が欲しいと望んでいるのでしょう。しかし自由ほど厳しいということを理解していません。自由とは何もきまりがないのですから自分できまりを創り、他人のせいにはできませんから。時には苦しいのですよ。ただ人間は自由という言葉に憧れるのでしょうね」

 

 

 やはりすでに線路がある所を走った方が楽ですよね。自分で切り開いて線路を創るより。話は八丈島に戻ります。信号機のなかった時代の八丈島の方達は、きっと自己管理がしっかりとして他人との協調性も素晴らしかったのでしょう。信号機という近代の管理システムの前できっと困惑されたのではないでしょうか。