私は現在日本の歴史について、多くの本を読んでいます。なぜなら学校教育で学んできたことが正しくないと判断したからです。大局的に捉える事が出来るように、一方向からでなく多方面から見るように心掛けています。
この本には、『ほとんどの人は【結社】を誤解している。フリーメーソンは秘密ではない。アメリカの初代大統領ジョージワシントンを筆頭に、15人の大統領がフリーメーソンのメンバー、アメリカはフリーメーソンが造った国』
『歴史は勝者がつくるものですから、教育で教える歴史に裏側を見せる必要はありません。しかし社会人になっても裏側を知らないというのはいただけません。なぜなら本当の歴史が見えないということは権力者のやりたい放題がわからないということでもあるからです。なぜ書くのか、歴史をしっかり見つめる目を磨いてほしいからです』
苫米地氏は、はっきりと御自分の考えを銘記されています。そういったことを鑑みると、苫米地氏の日本を大切に思う気持ちが伝わってきます。
明治時代は戦争の時代でした。戊辰戦争・西南戦争・日清戦争・日露戦争 45年間に4つの大きな戦争を起こしています。明治政府を牛耳っていたのは戦争屋、明治維新の正体である大久保派が政権を握っていたからのようです。
話はイギリスに飛びます。イギリス王家は世界の7つの海を股にかけた海賊行為に出資し植民地から上がってくる収益を資産としていたのです。海賊からナイトになったイギリス人がいます。悪魔の化身と恐れられたフランシス・ドレークは叙勲してサーの称号を与えられ、後にはイギリス海軍提督にまでなっています。
ドレークが持ち帰った金銀財宝は世界一周の船旅中に出会ったスペインの商船やアジア各地の町を襲って得た略奪品であり、盗品です。世界中の美術品が収蔵されている大英博物館を見てもわかる通り、イギリスにある富とはこういった戦利品なのです。勝った者がすべてを奪う世界、これがイギリスの富の作り方でした。
イギリスの富の基本は築くのではなく奪うだったのです。
苫米地氏は『明治期につくられた一大閨閥。薩長という名の秘密結社によって日本はいまだに動かされている。しかも私達の多くはそれに気づいてもいません。いまの日本のルールや風習は日本古来のものではなく、明治以来わずか150年間で塗り替えられてきたものです。いまこそ正しい歴史認識を身につけ、本来の日本を取り戻しましょう』と書いています。