私の青春時代にボーリングがとても流行っていました。当時は何時間も待ってボーリングを楽しんだものです。そのボーリングをやっていて起きた現象を書きます。
私は若い時から健康で疲れ知らずでした。そのため私のボーイフレンドは「お前には付き合えないよ」とよく言われていました。仲間達でボーリング場にいったのです。皆は5ゲームほど投げて「体が疲れたでやめるわ!」と言ってやめてしまいました。私は投げたりなくて10ゲーム以上投げていたのです。
不思議な事に、最初投げ出した時にはスコアは良くなかったのですが、10ゲーム過ぎるとなんと体もボールも軽くなったのです。肩や腕に力が入らないぶん自然に投げれてずっとストライクであともう一回ストライクが出ればパーフェクトになったのです。その時が私の最高点でした。
私は自分の体験で気付きました。人間の身体はある臨界点を越えると、一種の幸福感に包まれると・・・
後で調べてみて納得しました。脳内で働く神経伝達物質「エンドルフィン」があります。それはモルヒネと同じような作用をする物質です。エンドルフィンは、「体内で分泌されるモルヒネ」と言われています。モルヒネの数倍の鎮痛効果があり、気分が高揚したり幸福感が得られるという作用があります。
マラソンなどで苦しい状態が一定時間以上続くと、脳内でそのストレスを軽減するためにβ-エンドルフィンが分泌され、やがて快感や陶酔感を覚える「ランナーズ・ハイ」と呼ばれる現象がよく知られているとのこと。
何でも構いません。自分の好きな何かにとことん打ち込んでみたらいかがでしょうか。そうすればご自分の臨界点がはっきりと解り人生が好転すると思います。