naranoasuka’s blog

総ての世界に通じる道理に関して追求するブログです

【その車椅子は手放して!】

 私には同じ年の従姉妹がいます。彼女とは幼い時から、歳が同じという事もあってとても仲良しでした。彼女は高校卒業後に看護学校に入学し無事看護師になったのです。

 

 

 そんな彼女を中学の時からずっと見守り、大切にしてくれている彼がいました。今では考えられませんが、その彼は私の従姉妹の事を心から愛しているため、従姉妹が看護学校を卒業し正式な看護師になるまで見守り続けたのです(従姉妹は結婚するまで手を出さないでねと彼と約束したのです。約束破ったら結婚しないと)

 

 

 普通なら自分の欲望を相手に押し付けて、それを愛だなんてほざいている輩は多いですよね。従姉妹は晴れて彼と結婚できたのです。しかし・・・

 

 

 結婚後彼女に大きな試練が起きました。彼女は御嶽山のふもとの大滝村に嫁いだのです。1984年長野県西部地震が起きました。王滝村御嶽山の直下2㎞の非常に浅いところでM6.8の地震が発生したのです。御嶽山の災害:中部森林管理局 (maff.go.jp)

 

 

 その地震により彼女の嫁ぎ先の家は全壊してしまいました。私は大自然の中にある彼女の王滝村の家に遊びに行ったこともありとても残念です。地震当時電話は繋がらず、彼女の安否の確認も取れないため心配でしたが、なんとか命は助かりました。

 

 

 その後従姉妹は実家のある伊那市に引っ越しました。結婚後彼女は彼の母親と一緒に暮らしていたのです。彼の母親は車椅子が必要な方です(普通の感覚なら、結婚して一生病人のお世話をしなければいけない状況です。いくら相手を愛していても少し躊躇してしまいますよね)

 

 

 彼女は彼の母親の介護を親身になってしていました。その甲斐なく彼の母親はこの世を去ったのです。

 

 

 ある日彼女は「亡くなったお義母さんが夢に出てきたの。車椅子に乗って、とても嬉しそうだったわ」と私に話をしました。

 それを聞いた私は、「あのねまさかと思うけどお義母さんが乗っていた車椅子は亡くなってから手放したの?」

「お義母さんが乗ってたから、なかなか手放せないのよ」

「~ちゃん、すぐにその車椅子は手放した方がいいよ」と私は慌てて言ったのです。

 

 

 その話から数年経過しました。私の従姉妹はお義母さんが乗っていた車椅子に今度は自分が乗る事になったのでした。まさかの出来事が起きてしまったのです。あの時私は嫌な予感があったのです。後の祭りとなってしまいましたが・・・ 

 

 

 しかし私の従姉妹は素晴らしい人物です。どんな苦境に立たされても負けません。彼女は下半身不随である今でも車椅子ナースとして仕事を続けています。彼女と比べれば私はへなちょこで恥ずかしいです。彼女を見てて 『神はあなたに乗りこえられない状況を決して決して与え給わないよ』とのことを実感しました。

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