私の病院勤務時代の話です。
本来抗癌剤の点滴は、Drがやらなければいけない決まりとなっていました。
それを知っていたはずなのですが。私に「君、~さんに抗癌剤の点滴をやってきてくれないか?」
「抗癌剤の点滴は、本来Drがやることですよね!」
「頼むよ! 忙しくて手が離せないんだよ!」
「わかりました。やってきますよ。」
「くれぐれも完全防備(マスク・ガウン・手袋)でやってこいよ!」
「どうしてですか?」
「もし、抗癌剤が、君の皮膚に付いたとしよう。そこに皮膚癌ができるから注意しろよ!」「そんな抗癌剤を患者さんの体に入れて大丈夫ですか?」
「もし仮にも、その抗癌剤が効いたらいいだろう!」
そんな中途半端な状況で、皮膚に落ちたら皮膚癌を発生させる強い抗癌剤を使うなん て…
私は今の癌治療に対して、すごく不信感を抱いています。