naranoasuka’s blog

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【マヤの叡智】

 沖縄・与那国海底遺跡ツアーに参加された通訳のHさんは、とても知的で素敵な女性でした。

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 旅行中に、Hさんからマヤのシャーマンのお話を聞かせていただきました。Hさんの紹介をさせていただくと、5年間のアメリカ滞在を経て、帰国後、都市銀行、国際会議事務局、外資系PR会社、大使館などに勤務。後にフリーランスの英語通訳・翻訳家となっています。

 Hさんはマヤの伝統を継承するシャーマンからマヤ文明についてお話を聞いています。その話の中で、とても興味深い内容がありました。

 

 

 Hさん:古代マヤ文明と聞くと、複雑なマヤの歴や、生け贄の儀式を連想する人が多いですが、マヤの伝統を継承するシャーマンとして、こうした一般認識をどう思いますか?

 

 

シャーマン:残念ながら彼らに説明をする観光ガイドは、侵略者であるスペイン人の観念で歪められた、極めて不正確な情報を提供しています。たとえば生け贄の儀式ですが、私の知る限り、マヤにはそうした習慣はありませんでした。しかし古代マヤ人は、よくドクロのモチーフを使いました。

 

 

 ユカタン半島にある有名なマヤ遺跡で、チチェン・イツァというところがありますが、この遺跡の中に、多数のドクロが彫られた祭壇があります。実は古代マヤ人にとって、ドクロは特定の年月を表す単位として使われていました。そして、祭祀センターが建設されるときには、記念すべき年を表す手段として、多数のドクロが彫られたのです。

 

 スペイン人が最初にこの国にやって来た時、彼らは遠くからマヤの神殿を見て、白いドクロが無数に積み上げられているのを見ました。そして、大量の人身御供の人骨に違いないと思ったのです。彼らが見たドクロは実際には彫刻でした。

 

 

 Hさん:具体的にはどのような弾圧があるのですか

 

 

 シャーマン:たとえば、マヤ遺跡で私たちマヤ人が伝統に則った儀式をすることは法律で禁じられています。私たちの先祖たちは、コパルという香を焚いて儀式をしましたが、今ではそれさえできません。残念なことです。

 

 

 私に言わせれば、「遺跡」という表現そのものが誤っています。なぜなら、ピラミッドなどの祭祀センターは、生きたパワースポットであり、本来さまざまな分野の学問を学ぶ学校でもありましたこうした大切な場所を、「遺跡」と呼ぶのは不適切です。

 

 

 スペイン人たちによる先住民への洗脳工作は徹底的で、500年間にわたるカトリックの布教により、現在では先住民の大半が「改宗」されてしまいました。少なくとも表向きにはね。現代は「統合の時代」です。これまでばらばらに存在してきたすべてのものが出会い、融合すべき時が来ています。

 

 

 マヤの文献の中には「暗黒時代」の終焉について述べたものがあります。それによると、「520 年間続いたマヤ文明にとっての闇の時代が1995年に終わり、光の新時代が始まる」というのです。つまりその年に、スペインの支配によって続いてきたマヤ文明の闇の時代が終わるというのです。1995年はマヤ人だけでなく、全世界にとって大変記念すべき年になるでしょう。

 

 

 たとえば、私たちマヤ人にとって「性」は、とても神聖なものでした。有名なマヤ遺跡で、ウシュマルというところがありますが、古代、そこは女性神官が性教育を行っていた、大変重要な祭祀センターでした。ウシュマルには、石で彫った多数の男根像がありましたが、こうした彫刻はスペイン人たちによって「ワイセツ物」の烙印を押され、ことごとく破壊されてしまいました。

 

 

 ウシュマルでは実際的な性の知識を教えるだけでなく、宇宙的な性教育が行われていました。またマヤ人は、社会で女性が果たす役割を重視しており、性教育のイニシアチブは女性がとるべきだと考えていました。男女平等は、バランスのとれた社会の基盤だからです。

 

 
 Hさん:なぜあなたは、外部の、しかも外国人に対して、マヤの英知を積極的に伝えようとしているのですか?

 

 

 シャーマン:現代は「統合の時代」です。これまでばらばらに存在してきたすべてのものが出会い、融合すべき時が来ています。世襲的な英知継承の時代は終わりだと思い、「今後はできるだけ大勢の人々に、マヤの英知を伝えることが私の使命だ」と感じたのです。


 

 Hさん:マヤの英知を現代に蘇らせることに、どんな意味があるとお考えですか。?

 

 

 シャーマン:マヤの英知は決して過去のものではありませんマヤ文明の重要な記録の一つにドレスデン写本があります。この中に、「1991年7月11日の皆既日蝕を契機に、地殻変動と宇宙的な気づきの時代が始まる」という記述があります。具体的には、「星々の主たちとの遭遇により、宇宙的な気づきの時代が始まる」というのです

 

 
 いざ日蝕が始まると、不思議な現象が起こりました。太陽の真下に未確認飛行物体が忽然と現れたのです。驚くことに、この未確認飛行物体は約20分間、同じところにとどまっていました。

 

 

 世界一の人口を誇るメキシコシティーの住民は騒然となり、この様子はたくさんのビデオカメラに収められました。フィルムを分析した結果、そこに写っていたのが金属製の円盤、つまりUFOであったことが確認されたのです。これを機にメキシコの各地で、UFOの目撃例が続々と報告されるようになり、メキシコ国内の著名なジャーナリストが、これに関する特別番組を放送したことから、メキシコ人のUFOに対する関心は一気に高まりました。

 

 

 この時に出現したUFOの乗組員、つまり宇宙人は、1991年7月11日を機に「宇宙的な気づきの時代が始まる」というマヤの暦の内容を知っていたに違いありません。マヤ歴に詳しい人々は、予告されている内容の重要性から、この日に注目していました。何百万人もの観衆の目が集まる日に、皆既日蝕のそばに出現することは、自分たちの存在を大勢の人々に気づかせる絶好のチャンスです。おそらく宇宙人は意図的にあの日を選んで現れたのでしょう。

 

 

 私が、「マヤの英知は過去のものではない」と言った理由の一つはここにあります。地球は今まさに新しいサイクルに入ろうとしています。古代マヤ人は後代の人々の「道しるべ」として暦を残しましたマヤ文明は今後さらに注目されるだろうと私は予想しています。

 

 

 Hさん:何百年も前に記されたマヤの暦に、比較的最近の皆既日蝕や、その日の重要性などが記されているのは驚きです。確認したいのですが、それは古代マヤ人が残した「予言」なのですか?

 

 

 シャーマン:こうした情報は「暦」の中に記されています。そして「予言」と「暦」は違います予言には当たり外れがありますが、暦はいつ何が起きるかを事実として書き記しています春夏秋冬の訪れが確実なように、特定の出来事は必然的に起こります。だからこそ「暦」なのです。

 

 

 Hさん:なるほど。マヤの暦って本当に奥が深そうですね。ところであなたは、古代マヤ人と宇宙人との間に何らかの交流があったと思いますか?

 

 

 Hさん:その質問にお答えするには、もう少しマヤの暦について説明する必要があります。マヤ暦にはいろいろな種類がありますが、その中で一番周期が長いのは、2万6千年の暦です。2万6千年とは、太陽系がある天体を一周する長さですが、それがどの天体かわかりますか?

 

 

 Hさん:ちょっと見当がつきません。

 

 

 シャーマン:実はプレアデス(昴座)の中心太陽を中核として、この太陽系を含むプレアデスの8つの恒星系が一周する長さが2万6千年なのです地球の一年に四季があるように、2万6千年という大周期のなかで、私たちの太陽系は宇宙的な「四季」を経験しています地球上で起きた氷河時代は、太陽系にとっての「冬の季節」に起きました。四季がめぐるように、こうした出来事は、ある時間を経て再び起こるでしょう。

 

 

 Hさん:するとこの太陽系は、プレアデス星団の一部なのですか?

 

 

 シャーマン:そのとおりです。「過去に宇宙人との交流があったか?」というご質問ですが、実は、地球自身がプレアデスの一部だと私は思います。でも、地球はプレアデスだけでなく、その他の星々とも深いつながりを持っています。

 

 

 Hさん:なるほど。それはかなり意表を突く情報ですね。では、宇宙人との関連でもう一つお聞きします。あなた自身、UFOやETに遭遇したことはありますか

 

 

 シャーマン:ええ。マヤの古来の儀式を行っている時に、UFOを目撃したことが何回かあります。それは脳の周波数と関係があるのです。

 

 

 Hさん:と言いますと?

 

 

 シャーマン:科学的にすでに明らかなように、一般的な人間は、脳の数パーセントしか使っていません。儀式や瞑想などを行うと、脳の普段使われていない部分が刺激されて、普段とは違う周波数に同調できます。すると、UFOとの遭遇が増えるようです

 

 

 私自身は宇宙人と直接遭遇した経験はありません。しかし、メキシコシティーの近くにある巨大な火山、ポポカテペトル山で、UFOの目撃例が数多く報告されており、数年前にそこへ着陸したETが、子供たちへメッセージを伝えたことを聞いています。

 

 

 Hさん:どんなメッセージだったのですか?

 

 

 シャーマン:「これから地球には、たくさんの天変地異が起こるが、恐れを持たないように。いざというときには、私たちが救いに来る」といった内容だったそうです。

 


 Hさん:ETとマヤ文明の縁の深さには驚かされましたが、ここで少しテーマを変えます。マヤの祭祀センターは、中南米にたくさんありますが、それらにはみな違う目的があるのですか?

 

 

 シャーマン:マヤの祭祀センターにはさまざまな種類があります。先程、ウッシュマルが性教育の学校だったことを話しましたが、他にも、銀河系宇宙について学ぶ所や、自然と人間との関係、さらには、異次元旅行の方法を学ぶ所など、いろいろありました。

 

 

 Hさん:異次元旅行を学ぶなんて、ずいぶんSF的ですね。

 

 

 シャーマン:そうでしょうか? ユカタン半島の密林にあるパレンケという遺跡は、その目的で使われていたと私は考えています。少なくとも、それが一つの目的だったと思うのです。そこにあるピラミッドの地下からは、パカルという名の王の遺体や装飾品が発見されたので、ここは墳墓と見なされましたが、私の意見は少し違います。パカルは意識で異次元旅行をするエキスパートで、あのピラミッドはその方面のイニシエーションの場として使われていたと考えられます。

 

 

 よくマヤのピラミッドには、極端に勾配がきつく、足がはみ出してしまうほど幅の狭い階段がありますが、これはそこが特別なイニシエーションを受ける場だからです。わざわざ上り下りに難儀するような造りになっているのはこのためです。

 

 

 Hさん:パレンケのピラミッドというと、よく宇宙飛行士のような姿が彫られた石棺のレリーフが話題になりますが、これについてコメントしてください。

 

 

 シャーマン:それはフォン・デニケンという宇宙考古学者が最初に出した説ですね。私としては、その意見には賛成できません。マヤ文明をよく理解するには、マヤの壁画や彫刻などに使われている、さまざまなシンボルの本当の意味を理解する必要があります。

 

 

 マヤ人にとって重要なシンボルの一つに「木」があります。マヤ語で、創造主のことを"teol"(テオル)と言いますが、この語は「木」を意味する"te"(テ)と、「霊」を意味する"ol"(オル)を組み合わせたものですこのことからも、木がマヤ人にとっていかに重要かが分かるでしょう。マヤ人は木の象徴として、英語の"T"と同じ形を使ってきました。

 

 

 パレンケにある一見、宇宙飛行士のようなレリーフに話を戻しますが、よく見ると、腹部から木のシンボルが生えており、その先端に鳥が止まっているのがわかります。鳥はマヤ文明では、「霊」の象徴ですから、レリーフ全体は、人と聖なる存在が一体になった状態を表しています。興味深いことに、マヤ人は遠くの人にメッセージを伝えるときに木を使うことがありました。

 

 

 まず木の前に立って意識を集中して、木の先端が揺れたら、受け入れ態勢が整った合図なので、心の中でメッセージを伝えます。すると木が、目的の人にメッセージを伝えてくれるのです。木については多くの英知があり、一口では語り尽くせませんが、だいたい分かっていただけたでしょうか?

 

 

 Hさん:本当に貴重なお話をありがとうございました。

 

 

 シャーマン:日本の皆さんにとって、この情報がマヤ文明に興味を持つきっかけとなれば幸いです。

 

 

 追記です。スペイン人によりマヤの先住民の洗脳工作が行われてしまったようです。鑑みれば、明治維新後の日本民族に対する洗脳工作も徹底的に行われています。本来の大和魂が眠らされてしまいました。