断食と絶食の違いはいったい何でしょうか?
断食と絶食の共通点は、どちらにおいても食事をしないという事です。では違いは何でしょう。そうです。動機が違うのです。
断食は自らの意思で食を断つことです。でも絶食は、例えば消化器系の病気があったり、手術をしなければいけない状態だったりと、自分の意思とは関係のないところで、消化器に負担をかけなくするために食事をしない事です。
以前私は断食に取り組んだ事がありました。今考えると独りよがりの、エゴだったと思えます(行動してみて初めて解る事も多いです)それは自分の周りにある食べ物のことをまったく考えていなかった自分だからです。
現在 世界中で食べ物がなく餓死している人々が多くいる中で、食べる物があるのに断食するのは身勝手な行い(そんなのカラスの勝手でしょと言う声が聞こえてきますが)だと思ってしまいます。けれどもこれから予想される食糧難に向けて食を少しずつ断っていくのは目的が違うため必要となるのかもしれません。
生態系のバランスが崩れた今、人間にとり害虫と言われる虫達など天敵がいなくなったせいか大量に発生しています。今後人類は自然からのしっぺ返しに苦しむでしょう。そして食糧難となる時代がすぐそこまで来ています。
そんな状況下で本来お米をつくる田んぼで米を作るなと国や農林水産省は農家に言っているのです。私の母の実家は昔からお百姓です。今は従兄が引き継ぎお米や野菜を作っています。
時々信州の母の実家に帰るのですが、田んぼが遊んでいるのです。私は従兄に「なぜお米を作らないの?」と聞いてみました。従兄は「米を作ると金が貰えないんだ!減反しろと国からの命令さ」「農協は大きな農機具を買わせて、取れた米の代金とその農機具の代金を相殺するのさ」「結局米を作っても金にならない」
輸入に頼らず自国で賄えるのは米です。その米を作るなとの命令だというのを聞いて、日本はいったいどうなっていくのだろうかとショックを隠せません。国民一人一人を大切にするという国の精神は消滅したようです。一般の方達はあまり知らないかもしれないですが、日本は農薬大国です。知らない間に私達の体内には多くの有害物質が取り込まれています。
従兄は私に言います「お前なネギは農薬がぶりかかっているから、俺の作ったネギを食べろ」と。現状どうしてもスーパーの野菜を買うしかありません。そういったことを知ったうえで食生活を見直そうと思います。