私の若い頃に起きた事なのでかなり古い話になります。
学生時代の友人から結婚式の招待状が届きました。
結婚式は新潟で挙げるとのことでした。
私は仲の良い友人と結婚式の前日に新潟に泊まり、翌日友人の結婚式に参加する予定を立てたのです。ちょうど結婚式場に宿泊設備があり友人と宿泊しました。
結婚式まで時間が結構あるので、友人にどうする?と相談したのです。2月の新潟のため建物は雪で覆われています。一面の雪景色でした。ふと外を見た時にプラネタリウムが目に入りました。
私は星を見ることが大好きなので、友人に「ねえ!一緒にプラネタリウム見ない?」と誘ってみました。友人は快く承知してくれて二人はプラネタリウム内に入ったのです。
その時プラネタリウムの中で私は奇妙な感覚を感じていたのです。私の中であれれ?この景色初めてじゃない。確かに見覚えがある。それもプラネタリウム内に私と友人以外にお客さんが二人しかいない。
私の頭の中に映像が見えてきたのです。そうだ! この風景。この感覚。友人が私の隣に座って、私に~と話してきたはずよ。そこまでハッキリ思い出していました。
次に友人が話す言葉は、夢の中ではこうだったわ。と思い返していると、やはりその言葉を友人は話したのです。今度友人はこういうのでしょう。そしたら私はいいよ!と夢では答えているけど、夢の中で見たことと返事を変えてみよう。と思ったのです。
いよいよ友人が話します。私は待ってましたとばかりに友人に返事しようと口を開けました。あれ?言葉が出てこない…。
なぜ?どうして? 違った答えを言おうとしていたのだけど、結局夢のとおりの言葉ならスムーズに出たのでした。私は予知夢で見ていた内容を変えようとしたのに…
どうしてでしょう。変えることは出来なかったのです。
そんな経験後、友人の結婚式は無事に終わり、友人と私は新潟を後にしました。
帰りの電車の中で、友人に今回起きた現象を話してみたのです。友人は「そういうこともあるんだね」と否定はしなかったです。
私は昔から予知夢をよく見ていました。でもその時ほど鮮やかに光景がハッキリと見えることはなかったです。
話は変わり、当時朝自分が出かけるとき「今日は誰々から電話があると思うから、私が帰ってきてから掛けなおすと言っといてね!」と母に伝言していました。
(昔は今みたいに、携帯電話などなかったから)それぐらい、予感は的中することが多かったのです。今は話をしたければすぐに伝えることができます。その点第六感は必要なくなっていますね。そのため我々の(超)能力は退化したようです。