naranoasuka’s blog

総ての世界に通じる道理に関して追求するブログです

【香道について】

 私は精神的に落ち着かない時や、何かを決めたい時にはお香を焚きます。お香の香りは気分を転換させてくれるからです。

 

 

 「一休さん」でお馴染みの一休宗純が日本に香の十徳を紹介したとされています。香の十徳は11世紀の北宋の詩人、黄庭堅の作です。

 

 一・感格鬼人(かんかくきじん)…感覚が鬼神のように研ぎ澄まされ集中できます。

 二・浄心身(しょうじょうしんじん)…心身を清浄にします。

 三・能除汚穢(のうじょおえ)…けがれやよごれを除きます。

 四・能覚睡眠(のうかくすいみん)…眠気を覚ましてくれます。※『覚』をおぼえると読み、眠りを誘うという解釈も有ります。

 五・静名成友(せいちゅうじょうゆう)…孤独な時に心を癒やしてくれます。

 六・塵裡偸閑(じんりゆかん)…忙しい時にくつろぎを与えてくれます。

 七・多而不厭(たじふえん)…多くあっても邪魔になりません。

 八・寡而為足(かにいそく)…少なくても芳香を放ちます。

 九・久蔵不朽(きゅうぞうふきゅう)…長期保存してもいたみません。

 十・常用無障(じょうようむしょう)…常用しても害がありません。

 

 

 日本書紀によると推古天皇3年(595年)の4月「沈水、淡路島に漂着」と記されており、淡路島に大きな香木が漂着したらしいです。「沈水」というのは、「沈香(じんこう)」のことです。漂着してから、香木を、焚き、香りを聞いて鑑賞するものとして利用するようになったといいます。

 

 香道は、香木を焚き、香りを鑑賞するもので、香木の香りを聞き、鑑賞する聞香(もんこう)と、香りを聞き分ける遊びである組香(くみこう)の二つがあります。

 

 

 奥が深く素晴らしい日本文化ですね。香木は生き物で、その一つ一つに魂が宿ると考え稀少な天然香木を敬い大切に扱います。「聞く」という言葉を使う意味は、現代においては香木の香りを通じて自然や地球の声を聞き、自然と一体化し、同時に自身と向き合う事と説明されています香道 - Wikipedia

 

 

 調べてみて解ったのは香木は日本では産出せずに、すべてインドや南方諸地方の特産らしいです。なので香木は稀少なんですね。平安時代には最も貴重な贈答品にされていたようです。人間の五感の中でも嗅覚を主役にした「香道」は繊細な感性を持つ日本人だからこそ生み出せたのでしょう。