naranoasuka’s blog

総ての世界に通じる道理に関して追求するブログです

【心は謎の領域】

 無意識の探求をして、多くの患者さんや自分の夢の分析から、夢は自分からのメッセージだと気づいた人がいました。その人は精神分析学の創始者ジークムント・フロイトです。ジークムント・フロイト - Wikipedia

 

 フロイトは生涯を人間の心の探求に捧げました。フロイト自身若い頃奇妙な発作に悩まされていました。人ごみに出ると、体に緊張が出る、激しい動機、荒々しい息遣い、全身ににじみ出るあぶら汗、めまい。なぜこんな発作が出るのかフロイトには解らなかったのです。

 

 フロイトはパリの病院のシャルコー教授がヒステリーの研究をしていると知ってパリに留学します。催眠術で症状が出たり治まったりするのは体の器官の異常ではなくそれ以外の原因があると気づいたのです。体でないとすれば、それは心。心が体のように傷つくことがあるのだろうか? フロイトはその答えを得たのです。心の葛藤がヒステリーを起こすと。心の葛藤を解消すれば、ヒステリー症状は治ると確信しました。

 

 フロイトは人間はどこへ行こうとしているのか?ある意味人間は神様になろうとしているのかもしれない。望遠鏡によって神の目を。電話によって神の耳を。船や飛行機によって神の足を得たかにみえる人間。しかし人間は今神に似つつあることを必ずしも幸福だと思えなくなっている。

 

 アインシュタインフロイトに「人間を戦争の悲運から救い出す方法はあるのでしょうか?」と質問しました。

 

 「近い将来戦争がなくなるとは思えません」「戦争を拒み平和を願う思い、それは理屈ではなく体質とでも呼ぶべきものだと思います。言い換えればそれは人類が長い歳月をかけて育てていく心の文化ということになるでしょうか」「世界は巨大な牢獄となりつつあります。私には全世界が破壊に向かっているようにしか見えません」

 

 フロイトの嘆いている世界になりつつある昨今です。フロイトは心も体同様に傷つき病気になると訴えました。私は看護師として思います。目に見える傷は薬で治るでしょう、なので治りは早いです。でも心の傷は見えません。そのため治癒するには途方もない時が必要になります。そういうことをお互いが理解しあえば、少しは社会はよくなるのではないでしょうか。大きな私の独り言でした。