日々忙しく働きながらも、時々彼女の事を思い出していた。
そんなある日の事だった。
彼女から声を掛けられた。「聞いてください!」色白の彼女の顔が紅潮している。
「今朝私、夢で元カレのお墓参りに行ったのです。胸に花束を抱いて、お墓に行ったのです。ずっと行きたいと願っていました」
私はその話を聞いて涙ぐんだ。
「元カレは成仏しましたね」
「実は霊能者さんから、元カレを成仏させたかったら、あなたは必ず毎日100日間、今から教える事をやり続けて下さいと言われていたのです。今日がちょうど100日目なのです」
「100日目で元カレは、成仏されたのね! よく頑張ったね!」と私は彼女を見つめた。
彼女の元カレへの幸せを願う想いが、きっと天に届いたのでしょう。
本当に良かった。
後日談:友人から、あの時あなたが強引に私の所に連れてこなければ、彼女は死んでいたわよと。